第35回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会秋季大会に参加いたしました

2021.11.21

 11月20日、天候は晴れ、港みらいにあるパシフィコ横浜で開催された「日本耳鼻咽喉科頭頸部学会」に参加して参りました。

 新型コロナウイルス感染症の流行が、一旦終息しているせいか、港みらいには多くの観光客、ショッピング目的の方、デート?の方が訪れています。学会自体は、ハイブリッド形式(すなわち、現地参加もできるし、webでの視聴もできる形)で行われていますが、最近にないほど、多くの参加者が現地で聴講しているように感じます。少しだけ、以前の日常に近づいている気になりました。

 今回の、私の最大のミッションは、ランチョンセミナーでの講演です。下の写真の左側に小さく映っているのが私です。ランチョンセミナーというのは、用意されたお弁当を食べながら、講演を聞くというスタイルで行われます。すなわち、私の講演は“おかず”の1つということになります。(まずーい、おかずかも!)

演題は、「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の治療戦略」です。気管支喘息、アトピー性皮膚炎、スギ花粉症、そして、慢性副鼻腔炎の新しい治療法として、生物学的製剤(バイオ製剤と呼ばれます)が登場し、今まで、症状のコントロールが難しく、困っていた患者さんに対する治療が劇的に変化しているのです。言い換えれば、アレルギー疾患の治療は、ここ数年で飛躍的に進歩しています。一方で、このバイオ製剤ですが、高価でもあり、おいそれと誰にでも使えるというわけでもありません。(やはり、消化不良になりそうな。。。)

さて、講演のことはともかく、学会場にきていた、知り合いや後輩のドクターと久しぶりに行き会えることができ、改めて、早くこんな日常に戻ってくれることを切に願う次第です。

土曜日の診療を休診にして、皆様には多大なご迷惑をおかけいたしました。

それにしても、松本から横浜は結構遠いですね。リニアとは言いませんが、長野周りでもいいから新幹線来てくれないかなー?