2026.04.16
今日の報告は、学会2日目の特別講演についてです。
演題名は「企業価値がブランドを創る」で、演者をみると“原田節子”となっている。プログラムをめくり、この方、どなた? とみると、“株式会社原田 専務取締役”。株式会社原田、うーん聞いたことないけど。。。?
講演が始まって、やっとわかった。“グーテ・デ・ロワ”を作っている会社だ!これを聞いてもピンと来ない方。“ガトーラスク”と聞いたらわかりますか?そうです、あの有名なラスクを作っている会社の社長さんです。その会社の本社、高崎にあるんです。
実は、埼玉医科大学に勤務しているとき、私の机の隣に座って仕事をしていたN先生という同僚がいたのですが(彼は睡眠時無呼吸を専門にしていました)、その奥様が原田さんの親戚だったと記憶しております(間違っていたらごめんなさい)。というわけで、彼は何かと医局にこのラスクを差し入れしてくれました。
本題にもどります。講演を聞いて、いくつかびっくりしたのですが、この会社、もともとは明治34年創業の和菓子屋さんだったそうです。その後、第二次世界大戦中に、洋菓子店、製パン店に着手し、そこから学校給食のパンを作っていたようです。フランスパンも作っており、そこからラスクに至り、2000年にガトーラスク “グーテ・デ・ロワ”を製造するようになったとのこと。当時の、年間売り上げは8,000万円だったそうですが、このラスクの評判が口コミで徐々に広がっていきました。その後、新しい工場に投資、店舗も新規移転など、時代の変化を敏感に読み、投資しつつ、売上を伸ばしてきたそうです。2008年には本社シャトー・デュ・ボヌールをオープン、2013年には、高崎工場シャトー・ドゥ・クレアシオンを完成(何ともおしゃれな名前)させ、高崎工場ではラスクの製造をほぼオートマチックにロボットが生産から包装、輸送までを行っています。今では、年間売り上げが200億円を超えているということですから、2000年と比較して何倍でしょう?
現在では、東京のデパートをはじめ、愛知、大阪、京都、兵庫、広島、福岡と販売網を広げているとのことでした。知らなかったのですが、ラスクも様々な種類を作っており、ホワイトチョコでコーティングしたもの、ミルクチョコでコーティングしたもの、甘くないもの、などなどあるそうです。その他にも、フィナンシェやマドレーヌ、ショコラなどラスク以外の洋菓子も多種類製造。ポケモンやミャクミャク、ディズニーなどのキャラクターとのコラボ商品の展開も盛んにやっているとか。。。販売網を広げたことで、希少性が失われることを意識し、ご当地でしか買えない商品も開発して販売しているようです。原田さん曰く、成功しているときこそ、そこに胡坐をかくことなく、時代の風を読み、新しいことにチャレンジしないと企業の成長はないとのことでした。和菓子屋➡パン屋➡大企業へ。イヤーすごい。少しは見習わないといけないんだけど、まだ、成功しているわけではないから、そもそも無理か。。。?まあ、私は私。地に足をつけて頑張ります。