第70回日本アレルギー学会に参加しました

2021.10.15

第70回日本アレルギー学会学術大会が、10月8日~10日まで横浜パシフィコで開催されました。その間、医院はお休みさせていただき、皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。お詫び申し上げます。

 今回の学会長は、埼玉医科大学呼吸器内科/アレルギーセンターの永田 真 教授でした。埼玉医科大学アレルギーセンターは、私がアレルギーを総合的に学んだ場所です。私は2011年に山梨大学から埼玉医科大学に移り、小児科、皮膚科、呼吸器内科の先生方からアレルギーの「いろは」のご教授を受けました。そして、その経験を活かし、2015年に一旦山梨大学にもどり、当時山梨大学耳鼻咽喉科教授であった増山敬祐先生の下、山梨大学アレルギーセンターの立ち上げに汗をかかせていただきました。その後、再度埼玉医科大学からの強い招請により、2018年から埼玉医科大学耳鼻咽喉科/アレルギーセンターに再度所属することとなりました。現在でも、埼玉医科大学の客員教授をさせていただいております。そんな関係で、今回の学会は、医院を休みにしても出席しなければならなかったのです。

 私の役割は、海外招請講演と、ポスター発表の座長(進行役)をすることでした。それ以外は、自分の興味のある演題をただ座って聞いていただけです。アレルギーの分野も日進月歩で、常日頃勉強していないと、すぐに最先端の知識から置いて行かれます。例えば、アトピー性皮膚炎の分野では、近年、新しい治療薬が次々と発売されています。そして、食物アレルギーも非常に興味深いテーマです。今後、食物アレルギーについて数回にわけてコラムを作ろうと考えています。ご興味のある方は、是非そちらもご一読いただければ幸いです。

 幸い新型コロナウイルスの流行は、一旦沈静化しておりましたが、そうはいっても、おいおいと飲みにでかけるわけにも参りません。大人しく、夜はホテルで一人お弁当を食べておりました。中華街にも行きたかったのですが、新型コロナウイルス感染を恐れて自重いたしました。実は、11月にも日本耳鼻咽喉科学会秋季大会のため、再度横浜に行かなければならないかもしれません。11月20日の土曜日のランチョンセミナー(お昼を食べながら聴講するセミナー)で難治性副鼻腔炎の講演をする予定です。また、皆様にご迷惑をおかけすることになりそうです。。。

国際医療福祉大学 岡野光博 教授(右)と私(左)