2025.10.02
9月25日(木)~27日(土)まで、東京ドームホテルで開催された日本鼻科学会に参加してきました。今回はその報告ですが、あまり皆様に還元できる内容ではないことをお詫びいたします。
さて、25日は、8時10分のあずさ12号で東京に向かう。いつも思うのだが、山梨県や埼玉県で過ごしていた頃に比べて松本は東京まで非常に遠い。新幹線は、なぜ松本に来てくれないのだろう?
何とか11時30分のセッションに間に合った。鼻科手術に関する解剖を学ぶという趣旨のセッションである。今回の学会参加の目的は、“最新の手術手技を学ぶこと” である、開業して4年目であるが、すでに最先端の鼻科手術は進歩している。開業するとさすがに頭蓋内に進展しているような癌の手術をすることはないが、副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症の手術でさえ、技術やトレンドが進化している。勉強しないとどんどん遅れてしまうという焦燥感。手術手技に完成型は存在しないと感じる。
その他、難治性アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎の最先端の研究、舌下免疫療法の最新のエビデンスなど3日間にわたっていくつかのセッションを聴講したが、なぜかあまり頭に残っていない(すみません。。。どれも自分の専門分野なのですが…)。
さて、一番印象に残ったのは、「論文執筆が変わる?臨床医のためのAIツール活用法」というランチョンセミナーであった。AIを使用したソフトを使うことで、英語論文の作成が見違えるほど簡単になっているのだ。あー、もう開業してしまったではないか。。。あんなに苦労して論文書いていたのに、こんな時代になるなんて。今まで、英語化できなかった研究や症例を改めて、書こうかな?いやいや、無理無理。若い先生方にお任せします。