2025.06.07
5月28日(水)には、前回紹介したランチョンセミナーをはじめ、宿題報告1「鼻副鼻腔がん治療の新時代」、会長講演「好酸球性副鼻腔炎の病態解明と治療はSHINKAしたのか」も聴講しました。宿題報告とは、決められたテーマに対し、選ばれた大学の教授がそれまでの自分および自分の教室の研究成果を報告するものです。今回の宿題報告1は北海道大学の本間明宏教授が担当されました。本間教授は、昨年のコラムに記載した、「ひらひらの会」のメンバーです。読んでいない方のために簡単に紹介しますと、平成元年、2年卒業の同期の耳鼻咽喉科医で構成される会で、現在40名ほどが所属しておりますが、大学教授や、がんセンターの科長など日本の耳鼻咽喉科頭頸部外科を牽引するメンバーが名を連ねているのです。私もその末席におり、この横のつながりは、私にとっての財産であり、この会のメンバーであることは非常にありがたいと同時に誇りに感じられるものです。困ったときには気兼ねなく相談できるので非常に助かります。話はそれるますが、30日の夜に、この「ひらひらの会」の食事会(飲み会)が横浜の崎陽軒本店で開催され、私ものこのこ参加させていただきました。それぞれが、近況報告などを行い、いつもながらに楽しい会でしたが、同時に、自分もまだまだ頑張らねばとエールをもらった気がします。来年は仙台で開催される予定ですが、松本からは遠いので、参加できるかどうか。。。
ひらひらの会 記念写真 (2列目 右から3番目がわたくし)
会長講演は、本学会の会長である福井大学の藤枝教授が講演されました。好酸球性副鼻腔炎は私の専門でもあり、昨年福井で開催された「耳鼻咽喉科臨床学会」のランチョンセミナーに招かれ私自身も好酸球性副鼻腔炎をテーマに講演させていただきましたが、さすがに藤枝会長の研究成果は素晴らしく、いつもながらに感銘いたしました。
5月30日には、最後に「悩める疾患に対する漢方療法」というセッションも聴講しました。ここで学んだことは、診療において皆様に還元できるかと思います。